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静嘉堂文庫美術館で8年ぶりに開催されている
「歌川国貞展 錦絵に見る江戸の粋な仲間たち」
に行ってきました。 *内覧会に参加したので写真は許可を得て撮影しています
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「錦のように美しい」と称され、江戸時代の庶民を熱狂させた多色摺木版画「錦絵」。10種類以上の色板を使用したものも少なくありません。江戸時代後期(19世紀前半)を代表する浮世絵師、歌川国貞(1786-1864、三代歌川豊国)は特に美人画と役者絵の名手として知られています。錦絵は、絵師・彫師・摺師の三者が協力して完成させるものです。そして、江戸時代後期は、それら三者の技術が最高峰に達し多時代と言われています。本展では、静嘉堂の所蔵する多数の錦絵の中から、特に当時の江戸の雰囲気を色濃く湛えた名作を選び、展示いたします。
「今風化粧鏡」 大判錦絵
画面一杯に柄鏡の枠を描き、その中に化粧する女性の顔を描くという大胆な構図のシリーズ。
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丁寧に牡丹刷毛でお白粉を塗ったり、眉をそったり、隠したり(結婚したら眉をそるので「どうなるのかしら」と隠してみているところ)、お歯黒を塗ってみたり、、 江戸の女の子たちの心情がわかるような錦絵たち。
当時人気があったお白粉の包み紙が描かれているものは、錦絵のスポンサーが広告を載せているとのことで面白いなぁ、と思いました。
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「北国五色墨(花魁)」 大判錦絵
「北国」とは吉原遊郭を指す当時の通称。吉原の中でも「呼び出し」と呼ばれる最高ランクの遊女の姿。
著作権上 接写はできなかったのですが、ほとんど光に当てることなく保存してきた静嘉堂の錦絵は本当に色鮮やかで艶やか。
これが木版画というのがお江戸の技術にびっくりする。
「描く」方はなんとなく想像できるけど 着物の柄や髪の毛の1本1本、どうやって彫って、摺っているんだろう…
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「江戸自慢 五百羅漢施餓鬼」大判錦絵
蚊帳の細かい彫りと摺りにも高度な技術が使われている作品。
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「星の霜当世風俗」 大判錦絵
国貞の画業の中でも特に著名なシリーズ。中央の絵「蚊やき」でも 蚊帳を錦画にしています。グラデーションもきれい。
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「蘭船 舶来鳥 ギヤマン燈籠」 大判錦絵3枚続
興味深かった1枚、錦絵は最先端のものを描いて当時の人たちに見せたので、前にいる女性たちが着ている服も後ろの異国のものも当時最先端のもの
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「歳暮乃深雪」 大判錦絵
中央の女性の合羽は雪の結晶の柄になっていて これも当時流行していたそう。
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錦絵はいまでいうファッション雑誌やアイドルのプロマイドのように、人気があったそう。
最初はどう見ていいかわからなかったのですが、髪飾りや着物の柄が「かわいいなぁ」と楽しんで見るのも正しいのかも。。
「誂織当世島」(あつらえおりとうせいじま)
さまざまな縞模様を背景として、その画面に半身の女性を描いたシリーズ。縞模様の見本帳のように使われている可能性も。おしゃれだなぁ!!
右側の 女性が持っているのは金魚の形をした「金花糖(きんかとう)」。
砂糖は高級品でしたが庶民の手にも渡るようになってきたのがわかります
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歌川国貞(三代歌川豊国)が75歳の時に制作を開始した「役者大首絵」シリーズの一枚。
仁木弾正左衛門直則 五代目松本幸四郎 秋野亭錦升 後 錦紅
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浮世絵というと敷居が高いイメージがあったのですが、解説を聞きながら楽しんでしまいました。
前後期で入れ替えがあるのでまた後期に行こうと思います。
最後に 静嘉堂文庫美術館の庭園に向かったら、水仙が咲き誇っていました。
梅はよく見に来るのですが、水仙は初めて、新しく植えたのか綺麗にお手入れされています。
水仙も梅もまだしばらく楽しめそうなのでぜひこちらもご覧ください。
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歌川国貞展 ~錦絵に見る江戸の粋な仲間たち~
会期:2018年1月20日(土)~3月25日(日)(前後期で展示の入れ替えあり)
前期 1月27日~2月25日 後期 2月27日~3月25日
会場:静嘉堂文庫美術館
休館日:毎週月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日(火)休館
入館料:一般1,000円 大高生・身障者手帳をお持ちの方とその介助者1名700円 中学生以下無料
(一般・大高生は20名以上団体割引あり)
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静嘉堂文庫美術館で8年ぶりに開催されている
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「今風化粧鏡」 大判錦絵
画面一杯に柄鏡の枠を描き、その中に化粧する女性の顔を描くという大胆な構図のシリーズ。
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丁寧に牡丹刷毛でお白粉を塗ったり、眉をそったり、隠したり(結婚したら眉をそるので「どうなるのかしら」と隠してみているところ)、お歯黒を塗ってみたり、、 江戸の女の子たちの心情がわかるような錦絵たち。
当時人気があったお白粉の包み紙が描かれているものは、錦絵のスポンサーが広告を載せているとのことで面白いなぁ、と思いました。
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「北国五色墨(花魁)」 大判錦絵
「北国」とは吉原遊郭を指す当時の通称。吉原の中でも「呼び出し」と呼ばれる最高ランクの遊女の姿。
著作権上 接写はできなかったのですが、ほとんど光に当てることなく保存してきた静嘉堂の錦絵は本当に色鮮やかで艶やか。
これが木版画というのがお江戸の技術にびっくりする。
「描く」方はなんとなく想像できるけど 着物の柄や髪の毛の1本1本、どうやって彫って、摺っているんだろう…
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「江戸自慢 五百羅漢施餓鬼」大判錦絵
蚊帳の細かい彫りと摺りにも高度な技術が使われている作品。
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「星の霜当世風俗」 大判錦絵
国貞の画業の中でも特に著名なシリーズ。中央の絵「蚊やき」でも 蚊帳を錦画にしています。グラデーションもきれい。
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「蘭船 舶来鳥 ギヤマン燈籠」 大判錦絵3枚続
興味深かった1枚、錦絵は最先端のものを描いて当時の人たちに見せたので、前にいる女性たちが着ている服も後ろの異国のものも当時最先端のもの
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「歳暮乃深雪」 大判錦絵
中央の女性の合羽は雪の結晶の柄になっていて これも当時流行していたそう。
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錦絵はいまでいうファッション雑誌やアイドルのプロマイドのように、人気があったそう。
最初はどう見ていいかわからなかったのですが、髪飾りや着物の柄が「かわいいなぁ」と楽しんで見るのも正しいのかも。。
「誂織当世島」(あつらえおりとうせいじま)
さまざまな縞模様を背景として、その画面に半身の女性を描いたシリーズ。縞模様の見本帳のように使われている可能性も。おしゃれだなぁ!!
右側の 女性が持っているのは金魚の形をした「金花糖(きんかとう)」。
砂糖は高級品でしたが庶民の手にも渡るようになってきたのがわかります
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歌川国貞(三代歌川豊国)が75歳の時に制作を開始した「役者大首絵」シリーズの一枚。
仁木弾正左衛門直則 五代目松本幸四郎 秋野亭錦升 後 錦紅
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浮世絵というと敷居が高いイメージがあったのですが、解説を聞きながら楽しんでしまいました。
前後期で入れ替えがあるのでまた後期に行こうと思います。
最後に 静嘉堂文庫美術館の庭園に向かったら、水仙が咲き誇っていました。
梅はよく見に来るのですが、水仙は初めて、新しく植えたのか綺麗にお手入れされています。
水仙も梅もまだしばらく楽しめそうなのでぜひこちらもご覧ください。
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歌川国貞展 ~錦絵に見る江戸の粋な仲間たち~
会期:2018年1月20日(土)~3月25日(日)(前後期で展示の入れ替えあり)
前期 1月27日~2月25日 後期 2月27日~3月25日
会場:静嘉堂文庫美術館
休館日:毎週月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日(火)休館
入館料:一般1,000円 大高生・身障者手帳をお持ちの方とその介助者1名700円 中学生以下無料
(一般・大高生は20名以上団体割引あり)